新潟名物といえば、「笹団子」と答える方が多いと思いますが、ここで紹介する三角ちまきも新潟を代表する名産品です。
「ちまき」と聞いて想像するのは、どんな「ちまき」でしょうか?「ちまき」といっても全国各地・広く見てみると世界の各国(特に東南アジア)にも多種多様のちまきがあります。
調理法、中に入れる具、包む葉の種類、巻き方・・・・
そして葉に包んだ後に、蒸すもの、煮る物、焼くもの・・・と多種多様です。細かくいえばたくさんありますが、似たような同じ物もたくさんあると言えます。
全国各地に流通するちまき(地方特産品)を除けば、ほとんどが味の付いた中華ちまきだったり、和風ちまきだと思います。ここで紹介する新潟名物、三角ちまきの歴史は日本のちまきの歴史から言っても最古のちまきです。といっても1つではありませんので、誤解を招かないためにその中の一つと言えるでしょう。
時代は、奈良時代から平安時代に存在していたと書籍に残っています。
現在では全国各地に送り出されている三角ちまきですが、知名度としては笹団子よりは低いかも知れません。
知っている方も知らない方も、食べると何か昔懐かしい素朴な味わいがホッとする三角ちまき。そして素朴だからこそお米の風味が味わい深い三角ちまきです。昔は新潟県の各家庭でも笹団子と同じ様にちまきも作られていました。私たちも小さい頃から身近にあったちまきといえばこのちまきです。なので新潟県人にちまきと言ったらと聞くと9割方三角ちまきと答えるでしょう。